ワンダビスタ土地開発業者、 9.5億円にのぼるペントハウス(屋上家屋)が契約されているとの見通し 【シカゴトリビューン新聞より】

ワンダビスタ土地開発業者、 9.5億円にのぼるペントハウス(屋上家屋)が契約されているとの見通し 【シカゴトリビューン新聞より】

94階建て、シカゴ湖畔に位置する大規模な基盤から建設された、ホテルとマンションを複合した超最高級ビル“ワンダビスタタワー”。不動産業者によると、すでに3分の1が買い取り手によって契約済みとのこと。

このことは、6ビル、21テナントの値段が9億~11億にものぼると、中国ダリアンワンダ株式会社とともに開発を進めるマンジェラ開発業者のショーン・リネーン執行副社長は語る。

最近では、都市部の不動産会社によって、全面積322畳のペントハウスを9.5億の契約料として示されている。

75階のペントハウスでは、まるで360度都市を見渡すかのような眺めが見える。

2,010年よりシカゴダウンタウンエリアでは、8億もしくはそれ以上で公に売りに出されたコンドミニアムは他に8つしかない。シタデル(城塞)創設者のケン・グリフィン氏がウォルドルフ・アストリアのフルフロアユニットを18億、パーク・タワーのを21億で購入し、注目を集めた。

363 東Wicker 通りに位置し、191部屋のホテルと406つのコンドミニアムを含むであろう、1127億円にものぼるワンダビスタの開発は、最高級の贅沢なコンドミニアムの基準として、不動産業者は注意深く見ている。

アメリカ住宅ブーム(2007年~2008年)の不景気以降、コンドミニアムのビルはあまり建設されておらず、建てられたとしても100ユニットにも満たない比較的小さなものが多かった。

“こんなにも大きなスケールなんてここにしかない、私たちはモルモット(実験台)のようなものよ”とリネーン副社長は語る。このプロジェクトにおける早い段階での見解は、他の開発業者にとっても、確信させられると述べている。

“我々は、シカゴの需要の深さに驚かされています。大半の買い取り手は、シカゴに住む人々であり、すでにシカゴ郊外に家を持ちながらも、2番目の家として、この家を買うのですから。”

ワンダ・ビスタタワーのコンドには、1ベッドルームの部屋で1.1億円以下の値段から、1.5階建て分の最上階ペントハウスの19.2億円の値段幅がある。 シカゴにおける3番目に背の高いビル、そこに作られるユニットは、2020年までに用意されるとの見通しだ。

これらの開発が公表された時、比較的安定したアメリカ国内に、お金を持ち込みたいと考えている外国人買い取り手を惹きつけるのではないかと、アーバン不動産取締役パートナーであるマット・ファレル氏は予期していたが、それは起こった。

“ほかの人から見れば、これは高い価値の建物ですが、地元シカゴの買い取り手にとっては少し衝撃の出来事だったのです。”と彼は述べる。彼は、それでも、ビル自体は、都市の景観の妨げとなるペントハウスがあり、とてもユニークだ、という。

ファラレル氏は75階のペントハウスの買い取り手の身元開示を拒否した。取引が完了したのち、買い取り手の名前は公に記録公開されるのである。

リネーン氏によると、開発業者が期待したよりも少し早めにユニット契約が進んでいるため、おおかた次の45日~60日で工事ローンは確保されるであろうと述べている。

コンドの買い取り手たちは、ニューヨークの高級高層ビル1sq.ft.$6000と比べたとしても、ワンダ・ビスタの典型的な1sq.ft.$1000の値段を価値のあるものとして見ている。

ダリアン・ワンダ株式会社は中国一大型の商業用不動産県、5つ星ホテルの開発業者である。シカゴのホテルは、この会社にとっても初のアメリカであり、ビバリーヒルズでの建設予定も含め、計画を拡大させている。